陽当たり良好♪ 気分は微妙

うちのアパートの前にあった古民家が、きれいさっぱり取り壊された。

瓦屋根で昔ながらの平屋作りの家だったけど、そんなにボロかったわけでもないし、直前まで人も住んでた感じだっただけに、唐突に無くなっちゃったのには驚くばかり。
庭先の景色があまりにも激変したので、ボクが違うところに引っ越してしまったかのような錯覚を覚えるほどだ。

変わったのは景色ばかりではなく、狭苦しく囲われていた隣家の塀から解放された我が家は、陽当たり良好物件へと生まれ変わった。

これには不動産屋も、あだち先生もビックリだ。

窓から見上げる景色は空ばかりで、何度もチラ見してしまうほど、慣れない眩しさだ。

長いこと陽当たり悪いところに住んでいたので暗い部屋には慣れっ子だけど、やっぱり日が当たるのはうれしいね。
洗濯物も乾くし。


だけどイイ事ばかりじゃない。

高い塀が無くなった分、外からは誰でも簡単にボクん家の庭に入って来れるようになってしまう。
入って来ないにしても、不意に誰かが覗いていたりしたらやだな〜って思う。
それほど、庭先が開放的になってしまったわけで、これからは気軽に窓も開けっ放しにはできなくなりそうだ。

あとは、この土地が今後どう使われるかが気になるところ。

駐車場になるくらいなら目をつぶるけど、けっこう広い土地だし、でかいマンションでも建つんじゃないかと懸念は募るばかり。

そんなことになったら、以前を上回る陽当たり最悪物件になるのは必至。

あだち先生もマジギレするよ…。