タイヤにオイルを塗ったなら…

某・通販会社の部品付きマガジン『週刊マクラーレン』を始めて、もうすぐ1年になるのか〜。

様々な覚悟を決めて挑んだ定期購読だけど、完成に近づくにつれ「車の模型に10万円も注ぎ込んでよかったのだろうか」という思いも募ってきた。

“F1はお金のかかるスポーツだから”と自らに言い聞かせる日々。

でもまぁ、それなりにこのめんどくさいホビーを楽しめているんだし、良しとしようじゃないか!

隔週の日曜日に決まって送られてくる『部品とマガジン』に、「また送ってきやがったよ〜、めんどくせぇ〜な〜」などと悪態をつきつつも、実は心の中ではワクワクしているというのはナイショの話である。

最近はちょっとサボり気味で作業が溜まってきているので、ウィットマーシュからお叱りの国際電話が来る前にやっつけないと…と重い腰を上げたわけです。

この模型作り、今まで “接着面の塗装を剥がしまくる” だの “耐熱シートをもみほぐす” だの、数々のめんどくさいミッションを強いられてきた。
そこへ、“素手でタイヤにオイルを塗りたくる” という、およそスマートな模型作りとはかけ離れためんどくさいミッションの登場により、すっかりやる気をなくしていたんである。

手をベトベトにしながらも、なんとかコレをクリアし、久々に新しいパーツ袋を開けてみると、ちょっぴりテンションが上がる部品が出てきた。

なんともカワイイ、ステアリングちゃん。

小さいスイッチも細かく造形された上、ちゃんと塗装もされているので、すごく出来がイイ!
グリップのところだけ質感を変えたり(塗装だけど)、接着によりパドルシフトも立体的に表現されて、上出来な仕上がりじゃないですか、コレ!

…まぁ、組み付けたらほとんど見えんけどね…。

本物のF1のステアリングは、“車のハンドルのくせに、お値段がバカ高い”事で有名ですな。
1個で高級乗用車が1台買えてしまうという…。

すると、この1/8スケールのステアリングちゃんでも、…60万円…??

マガジンには、ステアリングに無数に配置されているスイッチ類の解説も載っている。
ただし、スイッチの名称だけが英文のまま表記されているだけ。
「何だよ、オリジナルの説明書をそのまま載せただけの手抜きかよ!」と思ったんだけど、よく読んだら、本家マクラーレンの機密情報に触れるらしくて、詳しくは載せられないんだって。

みくるちゃんがよく言う禁則事項ってやつですか?

……みくるちゃんって…。

とにかく、F1の世界は最高峰故に、カクも厳しいものですな〜。
だからこそ、この世界に憧れるんでしょうけど。