終点の旅 2013 〜徳重編 Part.3〜

当て所ない “プチ旅” と言えど、想定外の再スタートを強いられることになり、テンションは下がり気味。
また、どうして反対側の道から戻ってきたのかというコトも気になってしかたがなかった。
歩いたルートを思い返してマッピングしてみると、あるポイントで逆走を始めたことが分かった。

あのヘンテコ建物「鳴海配水塔」だ。アイツに引き寄せられて歩道橋を渡ったのがいけなかった。施設に近づいて夢中で写真を撮ってるうちに方向を見誤ってしまったようだ。


気を取り直して、再び徳重を出発。今度は間違いなく「戸笠公園」に辿り着けるように、しばらくは地下鉄沿線の道を行くことにした。

またまた “あの防音壁” の環状道路に出た。

この道を越えるのは、この日3回目。もはや外壁のデザインのことなど、どうでもいい感じ。


渡ったところに「ラーメンしなとら」があったので、ここでランチタイム。GWに弟氏と行こうとして食べられなかったのでちょうどイイや。
ドス黒いスープに大量のニラが浮かぶ「肉野菜ラーメン」を注文。この日は暑かったので冷やし中華でも良かったけど、ガッツリ系ラーメンで少しでもスタミナを補給したかったんだ。

お昼ご飯を食べ終わってすでに午後2時を回った。予定ではそろそろ天白公園に着いてもおかしくない時間だったので、けっこう焦り気味。
平静を装うためにラーメン屋のとなりの “モアイ” を撮ったりして。

いや、モアイ撮ってる場合じゃねぇ!


ちょっと行くと、再びアイツが見えてきた。

アイツのせいで余計な時間を…。
まぁ勝手に興味を持って近づいた自分が悪いんですけどね。


今度は歩道橋を渡らずに真っすぐ行くと、またまた池が現れた。


現地では看板とかが見つけられなかったので確認できなかったけど、実はココこそが中間地点の「戸笠公園」の「戸笠池」だったのだ。

たぶん中間地点だろうと確信して、進路を北へ変更。
次に目指す「天白公園」は、地図で見る限りかなりデカそうなので、街中にある森のような場所を目指して行けば着けるはずだ。

すぐ左手に森…というか山のようなところがあるけど、ココじゃないよな?と思いつつ細い道を登る。


「オアシスの森」…?
全然来る予定じゃなかったけど、なんか自然散策のスポットに来てしまった。
せっかくなので、ちょこっと中に入って山道を歩くけど、正直クタクタに疲れていて “もうココがゴールでいいかな?” って思い始めた。


あとで調べたところによると、ここは「相生山(あいおいやま)緑地」という、自然散策ができる山だったようだ。
今回はのんびり散策してる余裕はないので、急いで下山し天白公園を目指す。


「双子池」…。池はもういいって。のんびり釣りを楽しむおっちゃんたちが羨ましい。


再び住宅街を歩きはじめるが、いま進んでいる方向が正解である確証がない。リタイアするにしても最寄りの駅がどこにあるかも分からない状態だ。
「一体ここは何処なんだ!?」まさにソレこそが “終点の旅” の醍醐味なんだけど、今回に限ってはそれを楽しむ余裕がない…。
そして不安と疲労が入り交じる中、ついに視界の先に緑のカタマリを捉えた。

あれ…なのか…!?
果たして「天白公園」に着くことができたのか!? つづく!!