終点の旅 2013 〜徳重編 Part.4〜

「ついに天白公園か!?」
住宅街の中に森々(モリモリ)とした場所を見つけ、思わず足も速くなる。


この丘を越えれば、きっと目指す公園が…。


……池。

もう池はたくさんだってばよ!

結局森っぽいものは、お寺の敷地だったみたい…。



時刻は午後3時半を回り、陽も西に傾きはじめた。疲労が溜まり足も痛みだす中、一向に見えないゴールに焦りが募るばかりで、旅を楽しむ余裕など少しも無くなった。
「オレは平日の真っ昼間に、何のために知らない街を彷徨っているのか…」
とうとうネガティヴな思考が頭を回り始めた頃、ふと曲がった路地の先に目を引くものが現れた。

さっきの森々(モリモリ)と似たような感じだけど、何かスケール感が違う。
想像に思い描いていたような、街の中に浮かぶ大きな森というイメージだ。


近づくほどに確信が増して行く。


これは…エントランス!?


下りてみると、この広さ!間違いない!

そして!

やたーーー!天白公園 到達!

半分諦めてただけに、到着できたことの感動はヒトシオだった。
午後の公園をのびのびと楽しむたくさんの人の中で、フラフラになりながらやって来て感慨に耽っている人間なんてボク一人くらいだろう。

歩き回る気力もなくなりかけてたけど、せっかく来たんで山の方も含めてひとまわりしてみた。


ハシゴのような急階段の上にあるという「中山神社」は、さすがに諦めたけどね。

広くてキレイな天白公園は、山あり・池あり・遊具あり・神社あり・バーベキュー場ありで、憩いの場としてはなかなか充実している感じだった。

池周りの遊歩道で亀の赤ちゃんを発見。
カメラを向けるとヨチヨチと向かってくるので、カワイイ画がいっぱい撮れた。


こ…こいつは、キャワイイ♡ 最後にちょっぴり癒されたわ〜。


さて、目的地には来れたけど、帰りの駅に着けないと旅は終われない。
最後の力を振り絞って、帰路につく。


予定通り川へ出た。これを越えればゴールは近い。


午後5時ちょうど、逆光で見にくいけど、鶴舞線植田駅に到着!
ゴーーーーール!!

とりあえず、無事に辿り着けてよかった…。



今回の旅は大幅に道を間違えたせいで時間もかかったし大変だった。ただ、その分目的地に着けた喜びはいつもより大きくて、久々のプチ旅を満喫できたと言えるだろう。
結果的には、天白区のメボしい「緑地」と「池」を、余すことなく散策する旅となった。

予定したルート

実際に歩いたルート

帰った後に踏破したルートを検証してみるのも、この旅の楽しみのひとつ。今回ブログに起こしたこともあって、初めて地図上に正確なマッピングをしてみたけど、右往左往した旅の記憶がよみがえってオモシロかった。これは実際歩き回ってきたボクだけが楽しめる感覚なんだろうな〜。
迷子になって泣きそうになってる時は “二度とやるもんか” って思ったけど、写真を見ながらルート検証してると、また行きたくなってくるから不思議なもんである。

時間にして約6時間。持ってった3DS歩数計によると23,799歩ってことなんで、簡単に計算すると15kmくらいは歩いたのかな。
…まったく、何やってんだろ。
まぁ意味のない旅だけど、イイ運動にはなったよねっ。


近いうちに、もう一カ所行こうかと検討中。
今回はせっかくイイカメラを持ってったのに、気の利いた写真が撮れなかった(撮る余裕がなかった)ので、その辺を次回の課題としよう。

以上!おつかれ様、ボク!