これがホントの放浪編 大阪ひとり旅に行ってきた part.1

ラララ♪ラララ♪ラララ・ララ〜♪

そうだ、大阪行こう。

ということで、ちょうど教習所のスケジュールにも空きが出来たので、ゆとりあるプータロー期間のうちに旅行にでも行っとくべ、と思ってひとり旅してきた。
一緒に行ってくれるステキなヒトとか居ない独りモンなので、傍らにエアー彼女を設定しながらの寂しいKO-KO-Uの旅。
いや、旅は独りに限るんだい!観光地そっちのけで電車やモノレールの写真撮りまくったりしてたら、連れ合いだってイヤになるでしょう?

そんな、寂しい・楽しい大阪旅行の記録を4回(予定)に渡って振り返る久々の連載日記のスタートです。

自慢のニュ〜カメラで撮りまくってきた写真を、これでもかとアップしたいところだけど、今日の分だけでもすでに容量制限の壁が迫ってきている。
果たして、旅の雰囲気を最後までお伝えできるでしょうか。



2013年6月7日金曜日 大阪へ向け名古屋を出発。
なんで “大阪” なのかと言えば、 “割と近くて行った事の無い場所” というだけで。あとは、かつて日本がイケイケだった頃の象徴である “あの塔” をこの目で見るのが第一の目的だった。


7:16 東海道線・普通電車《米原行き》に乗り込む。
観光地が混雑する休日を避け、平日に旅行に行けるのがプー太郎の強みと思っていたけど、それが通勤電車を利用するとなれば話は別。学生やサラリーマンだらけの混み混みの電車では、旅気分も味わえない。特急料金をケチるんじゃなかったと、早くも後悔する。


米原」で最初の乗り換え。写真を撮ってたら乗り換え予定の快速が行ってしまったが、乗り鉄のボクはそんなこと気にしないのだ。到着を遅らせてまでも、より多くの電車に乗るというのが鉄道の旅のダイゴミですからねっ。(強がり)


快速に乗り損ねたので、普通電車《網干行き》に乗車。
しばらく行って、草津手前の「野洲」というころで快速に乗り換える。


新快速《姫路行き》で、一気に大阪圏内へ。


予定より30分ほど遅れて、「高槻」に到着。目的地はもうすぐだ。


これが関西の電車かぁ〜。ふ〜ん、ふ〜ん。
JR京都線・普通電車《新三田行き》で、あと2駅。


たっぷりと電車を乗り継ぎ、ようやく最初の目的地がある大阪府「茨木」に到着した。
予定外の乗り換えもあったので、結局4時間くらいかかったかな。


まぁ小さな駅なので、普通のターミナル。でも行き交う人たちは当然みんな関西弁でしゃべってて、大阪へやってきた実感が湧く。

目指す場所は地図上でそんなに遠くなさそうなので歩いて行くことにした。途中「大阪モノレール」の高架下を進むが、電車が来る度に写真やムービーを撮るので、なかなか目的地に着かない。炎天下の高架下でカメラを構えてモノレールを待つ姿は、さぞかし怪しく見えただろう。こういう時隣にいるのがエアー彼女だから、ケンカにならなくてイイよね♡

かなり余計な時間をかけてしまったが、吹田JCTの歩道橋を上がったところで、早くもその “お姿” を拝むことができた。

モノレールの軌道越しに、ぴょこんと飛び出た “顔”?

ここまで近づくと、もうハヤル気持ちを抑えきれない!

ゲイジュツはバクハツだ!!!

というわけで、最初の目的地であり、今回の旅の最大の目的である万博記念公園太陽の塔に到着した。

奇才・岡本太郎太陽の塔を知らないヒトは居ないだろうけど、これが万博の後に保存されて残ってるって知ったのは、そんなに昔じゃなかったと思う。
いつか本物を拝んでみたいとは思っていたけれど、実際、この巨大で美しく、圧倒的に非常識な芸術作品を目の当たりにすると感嘆の言葉しか出て来ない。当然様々な角度から何十枚と写真を撮りまくったわけだけど、撮ってきた写真を見ても、あの量感と雄大さは写真では伝わらないな〜と実感するばかり。“思い立ったが吉日” というけれど、わざわざ見に行ってホントに良かったわ。

塔のすぐ下まで近づけるようになっている。ここまで近くに寄ると、もはや巨大すぎでわけがわからん感じ。
他の観光客も口々に言ってたけど、大き過ぎてカメラのフレームにも入りきらないのだ。「オレの作品は、そこらの観光スポットみたいに、手軽にカメラに納まるようなシロモノじゃねぇんだ」って太郎先生が言ってるような気がしたのは、暑さと感動のあまり、ボクのアタマがすっかりやられてしまったせいだろうか。

背面のお顔のディティールまでバッチリ観察することができる。

この日は修学旅行の学生や幼稚園児なんかもいっぱい来てたけど、平日ということもあってかそんなに人も居なくて、まさに「太陽の塔」を独り占めできる最高のシチュエーションだった。梅雨だというのに、天気もバツグンに良かったしね。

それにしても、背中で語るねぇ「太陽の塔」は。ちょい猫背だけど。


太陽の塔」が見どころである公園だけど、まぁとにかく敷地が広い。歩いてるだけでも、当時の万博の規模を伺い知ることが出来るってもんです。


これも当時のオブジェかと思ったけど、「太陽の塔」を囲んでた「大屋根」の一部だって。

ポオ〜〜〜ッ

なんか汽笛が聞こえると思ったら、汽車が走ってきたし。


お腹も空いたので園内のレストランでお昼ごはん。
すでに歩き疲れた感もあるので、スタミナを付けるためにも、新メニューの『イベリコ豚DON』を注文。
スープと小鉢が付いて、お値段は1,100円なり。まぁ観光地価格だわな。

まあまあ美味しかったです。見た目よりもボリュ〜ミ〜で、お腹がパンパンになる。
今夜は大阪の街で食い倒れようと言うのに、この程度でお腹いっぱいになるようでは先行き不安である。


お昼休憩も含めて3時間くらい居たでしょうか。すべてのポイントを回ろうと思ったら1日じゃムリかもね。そのくらいダダっ広い公園です。あとで調べたら、甲子園球場65個分の広さだって。ピンと来ねぇわ〜。
メインストリートをぐるっと回って「太陽の塔」の所へ戻ってきた。1時間ぶりくらいに再会したけど、やっぱり非常識なデカサだわ。

名残惜しいケドお別れです。


おみやげを買って、モノレールの駅へ。モノレール乗った事なかったので、コレもまた楽しみだったのよね〜。
大阪市内へ入るには2駅乗ればいいんだけど、少しでも長く乗りたかったので、わざと遠回りして大阪空港の近くの駅まで行くことにした。こんな横暴が許されるのも、独り旅のダイゴミ。(強がり)

駅へ向かうスロープより。「太陽の塔」がお見送りしてくれてます。(思い込み)

万博公園駅」構内は必要以上に広かった。万博当初はこの広さでも足りないくらいだったんでしょうかね。


モノレールならではの切り替えポイントを堪能。鼻血が出そうになるくらいの造形美。いろいろ動画も撮りまくったケド、このポイントが切り替わる瞬間を抑えられなかったのは、少し心残りではある。


《大阪空港行き》のモノレールで、市内へ向かって出発。

視界から遠のいて行く「太陽の塔」を目に焼き付けながら、“くいだおれの街” へと向かうのでした。

つづく!!(ここまで長過ぎ!)