これがホントの放浪編 大阪ひとり旅に行ってきた part.2

2013年6月7日金曜日 PM15:00

たっぷりと『太陽の塔』を堪能して、すでに満足気味ではあるけれど、大阪観光は始まったばかりである。

期待とはウラハラに、ガタガタと乗り心地の悪いモノレールに揺られること15分。
蛍池」で阪急宝塚線・急行《梅田行き》に乗り換える。

レトロ調にペイントされたキレイな電車。運転台を覗くと、よくタモリがレバー操作を形態模写するような、ホントにレトロなタイプの電車だった。こんな古い電車が現役で頑張っているとは驚きですな。

20分ほどで梅田駅に到着。この駅がまたイイ感じで、「銀河鉄道999」の惑星メーテルを思い起こさせるような “ザ・終着駅” という佇まいで気に入りました。
改札を抜けると阪急デパートのホールにつながっていて、ここも非常に広くてシャレオツな造りになっており、「阪急なかなかやりおるな」という印象だった。

ホテルへは地下鉄で行くのだが、せっかくなのでJR大阪駅の駅舎も見物することにした。

大阪駅周辺はちょっと前に再開発されてリニューアルしたんだっけ?鉄骨で組み上げられた独特のカーブを持つ屋根なんか、ニュースとかで見たような気がするな。

分かりにくい案内表示にイライラしながらも、なんとか地下鉄・四ツ橋線のりばに辿り着く。
住之江公園行き》に乗りホテルへ向かう。

それにしても、大阪の地下鉄は車両デザインが独特ですな。妖怪の一つ目小僧みたい。


ほどなくして「四ツ橋」駅に到着。若干迷いながらも、今夜の宿HOTEL ドーミーイン 心斎橋』に辿り着けた。
シングルルーム、素泊まりで6,500円。少し手狭だけど、まあまあキレイなホテルで安心した。

ようやく一息ついたけど、予想外に広かった万博公園にやられ気味で、すでに足がかなり痛い。
それでも、なんとか予定をこなすべく、「日本橋」を目指して出発した。ヲタクたるもの、ヲタロードに行かないわけにはいかないのだ。キリッ。
ヲタロードを散策した後は「道頓堀」へ戻り、事前にチェックしたお店を探し、たこ焼き→カレー→ラーメンと食いだおれる予定を立てていた。


ホテルから歩いてすぐに「道頓堀」に到着。まだ陽も落ちきらない時間帯だったけど、すでにすごい人でごった返している。

まさにテレビでよく見る “ザ・大阪” という風景を目の当たりにして、ちょっぴり感動にひたる。
このド派手で賑やかな通りに比べれば、大須のアーケード街など下町の商店街クラスに過ぎない。

なんばの駅前へ出て、千日前通りの商店街へ。ここも変わらず賑やかな通り。

なんばグランド花月の前を通過。芸人さんは見かけなかったけど、坂田師匠の着ぐるみが出動して観光客にサービスしておりました。

NGKのすぐ近くに、最初の食いだおれポイントを発見。

まずは『大阪で一番おいしい たこやきくんで、本場大阪のたこ焼きをいただく。
店の奥にテーブル1台とイスが6個だけ置いてあって、めちゃくちゃ狭いけど一応食事ができるようになっている。焼くのに時間がかかってかなり待たされたけど、生ビールと共においしくいただいた。タコがぷりぷりというかコリコリとしてて美味しかった。ちなみにご主人は焼くのに忙しいので、ソースや青のりなどトッピングはお客さんがセルフでやんなきゃいけないことになってます。


かなり暗くなってきたので、急いで日本橋へ向かう。お店も8時を回れば閉まりだす頃なんで、慌ててお店を物色する。

『萌えたこ』が気になりつつも、大通りへ。大阪イチのオタク街も大須レベルで考えてたけど、想像してたより全然広くてお店もたくさんあった。ドでかい模型専門店ボークスを見つけて入ってみるも、残念ながらここでタイムアウト日本橋を消化不足のまま、なんばへと引き上げることにした。

なんばでは、第二食いだおれポイントの自由軒でカレーをいただく。
ガイドブックには必ず載ってる有名店は、元気なおばちゃんたちが切り盛りする、昔ながらの洋食屋さんだった。

自分で言っちゃうその名も「名物カレー」(並 650円)。カレーを混ぜ込んだごはんの上に生タマゴを落とした独特の一品。
スパイスが効いてて、けっこう辛い。味はですねぇ、割と普通な感じでした。こう言っちゃなんだけど、何度も来たくなるくらい飛びぬけてウマいという感じではないですな。


あたりもすっかり暗くなって、再び道頓堀へ戻ってきた。電飾に灯が入って商店街はまさにカキイレ時を迎え、人もさっきより数倍ごったがえしている。メイン通りを歩けば、10歩行くごとに飲み屋の勧誘のお姉ちゃんにしつこく声をかけられ、軽くあしらったりすると逆ギレする姉ちゃんもいたりして、大阪ってコワいわ〜と実感する。
警察官も大勢出動していて、「飲み屋の勧誘には従わないでくださーい!」と呼びかけている。しかし、勧誘のお姉ちゃんたちは警官の目の前でもおかまいなしに声をかけつづけるというカオス状態だった。

ここで残念ながらデジカメのバッテリーがなくなってしまった。賑やかなネオン街を動画に収められなくて残念だったが、夜景はケータイカメラの方がキレイに撮れてた。

撤去されたって聞いた気がするけど、くいだおれ太郎も元気に動いてた。やっぱり “有名人” だから、周りはすごい人だかりだった。動画で撮りたかったな〜、悔しい。


最後のくいだおれポイント『神座(かむくら)』のラーメンで夕飯をシメる。
関西発祥のオリジナルラーメンっつーことで、何年か前に話題になってから、ずーっと気になってた一杯です。しょうゆや豚骨など巷にあふれるどのラーメンとも違う、まったく新しい味わいってフレコミだったから期待も高まる。

またしても自分で言っちゃう、その名も「おしいいラーメン」。
…うん、美味しいけどね。…なんというか…。
まぁ、しょうゆラーメンだよね…。

いろいろ食べてお腹も膨れたけれど、倒れるほど食うことはできませんでしたね…。もうクタクタだったし。
ひとつ分かった事は、道頓堀をひとりで食事ってのは寂しいねってコトですな。


長い一日が終わり、ひとっ風呂浴びてのんびりするも、足がすでに限界を越えてる感じだ。
この日は本当によく歩き回った。

歩数計の数字はなんと35,000歩オーバー。こないだの終点の旅を軽く越えとるやんけ。
翌日は遅く出発する予定だけど、いろいろ見て回るつもりなので、足に負担をかけないプランを画策しながら眠りにつく大阪の夜だった。

大阪旅行2日目につづく!!