金山と名駅の狭間にある“名駅”『尾頭橋』を キミは知っているか?
仕事帰りにSPORTS DEPOでお買い物してきた。
帰りは最寄りの『尾頭橋(おとうばし)駅』からJR東海道線に乗って『名駅(名古屋駅)』へ出ようという計画。
ところが道を間違えて、どえりゃー遠回りをしてしまっけど、なんとか辿り着けた。…ふう。
途中で夜景に浮かびあがるキレイな新幹線も見れたし、まぁいいか。
“隠れ乗り鉄” であるワタクシとしては、たったひと駅でも電車に乗るのは楽しみなもの。
プラットホームで行き交う電車を見ているだけでも癒されるってもんです。
尾頭橋駅は前に一度だけ降り立ったことがあるけど、まず何と言ってもそのナナメっぷりに驚かされる。
カーブの途中にあるこの駅はプラットホームもカーブなりにググ〜っと曲がっているんだけど、長年の車重圧のせいか線路がもうすごい勢いで内側に沈み込んでしまっているのだ。
実家のある田舎の方にも同じように線路が傾いてしまった『大桑』って駅があるけど、その比じゃないっスよ、弟氏!
ホームを擦らんばかりに倒れ込みながら走り抜ける通過電車は恐怖そのものだし、停車する電車はというと、本当に倒れそうなくらい傾いてしまう。
本当に笑っちゃうくらいに。
普段この駅とはほぼ無縁のワタクシですが、いつか事故が起こるんじゃねぇかと心配でなりません。
そんな危険なナナメホームへの対策なのか分からないけど、この駅のホーム下には “赤色灯” がズラリと配備されている。
それで電車が入ってくる度に、そのランプが一斉にビカビカと光りだすのよ。
こんな駅、今まで見た事ねーよ!
今日はまた夜だったんで、電車が下からライトアップされるのがなんかキレイで(笑)。
思わず見とれていた為、写メを撮るのも忘れてしまいました。
失敗、失敗。
『金山』と『名駅』という、名古屋でも2大ターミナルと言っていい2つの駅の狭間に、なぜかポツンと佇む『尾頭橋駅』。
ウィキを見ると、地元住民の要望を受けて、割と近年に建設された駅のようです。
そのリスキーなナナメ構造からしても、なんか無理矢理作った感はビシビシ伝わってきますが、なんとも不思議で愛嬌のある駅ですわ。
本当に小さな駅なんで、何本もの特急電車や貨物列車がビュンビュンと走り抜けるだけで、唯一停車する普通電車は中々やってこない(笑)。
でも “鉄” を楽しみに行っている者としては、のんびり電車の到着を待ちながら、通過する列車や、すぐ隣の名鉄線や中央線なんかの列車をぼんやりと眺めるのが至高の時間となり得るわけです。
特にこの辺りは路線が密集していて、ひっきりなしに列車が行き交うところが、列車好きには本当にたまらないんですよ、奥さん。
「もう、いくらでも居れちゃうって感じww」
きっとこの駅は本物の “鉄” の方たちの間でも、隠れた “名駅” として語り継がれているに違いありません。
さぁそこのあなたも、尾頭橋商店街・SPORTS DEPOにお越しの際は、ぜひ魅惑のナナメ駅『尾頭橋駅』をご利用ください。